千葉県PTA研究大会<安房大会_令和元年11月30日(土)>

令和元年11月30日(土)南総文化ホール(館山市)をメイン会場に「地域をつなぐ確かな力~豊かな自然と共に~」を大会スローガンに掲げた研究大会が開催されました。当大会は県P連加盟の各連絡協議会の持ち回りで開催されており、今回は安房郡市PTA連絡協議会(館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町)が主管での開催となりました。 開催地域では台風や豪雨災害によって甚大な被害を受け、開催そのものが危ぶまれましたが、運営に携わるみなさんから「安房にお越しいただき、県内のPTAの力を結集して、実りある大会にしたい」との想いで、開催が決定した経緯があります。大会冒頭の県P連 岡部会長、来賓代表 金丸館山市長のご挨拶も事前準備を進めてきた実行委員のみなさんの懸命な働きぶりを讃える内容でした。

記念講演_「いのちと夢のコンサート」 合唱作曲家 弓削田 健介(ゆげた けんすけ)氏

弓削田氏は国内外を広く旅をしながら演奏活動(学校や老人ホーム、ホスピスなどでの演奏会・講演会など)をする「放浪の合唱作曲家」とも呼ばれ、旅先での出会いなどをもとに多くの合唱曲を作曲されています。

講演は「歌」はもちろんのこと「映像」や「トーク」を織り交ぜ、参加者を惹きつける内容で、予定されていた60分間があっという間に感じられるほどでした。 全般を通じて「言葉が持つ『重み』」について、改めて考えるきっかけとなる内容で、中でも「『自分の名前』には親からの「しあわせになあれ」というメッセージが込められているんだよ」という話にはハッとさせられる思いでした。

分科会_組織・運営、学校教育、地域活動・安全対策、家庭教育・健康管理、広報・IT活用の5分科会を開催。

【地域活動・安全対策】
子どもたちの安全を守るPTA活動をテーマに3校の発表があり、それぞれ、伝統行事を受け継ぐ地域づくり(運動会で神輿・囃子を実演)、近隣校と連携した交通安全教育(歩行者による「ストップ
サンキュー運動」)、近隣住民・企業と協力した資源回収実施といった内容の提案がありました。分科会の助言者(校長先生など)からは「家庭や学校だけではなく、子どもたちの健やかな成長には『地域とのつながり』があってこそ」とのコメントもあり、子育て世代だけでなく幅広い年代をも巻き込んだ地域のコミュニティづくりは、将来を担う子どもたちの育成にも重要だと実感しました。

来年度の研究大会は銚子市での開催が予定されています。日頃から子育てに奮闘されるみなさんにとって「何かの気づき」を得る機会にもなることもあるでしょう。来年度の研究大会へのご参加を、ぜひ検討いただければと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL

CAPTCHA